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北欧の人たちにとってクリスマスといえば、キリストの生誕を祝う年に一度の一大イベント。クリスマスを迎える準備といえば、まず代表的なのがアドベントキャンドル(4本のキャンドル)です。

 

キリストの生誕の日を待つアドベントキャンドル

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クリスマスの4週間前の日曜日から、24日のクリスマス・イブまでの間をアドベント(待降節)と呼び、1週間ごとに1本ずつ火を灯して、心静かに生誕の日を待ちます。
クリスマスまでの日数を、毎日1つ窓を開けてカウントダウンしていくアドベントカレンダーも定番。また、デンマークの伝統的なクロスステッチなどで有名な手工芸ギルド「フレメ」では、毎年異なるデザイナーが図案を描いた12月分の刺しゅうと製作キットが出て、愛好家の間で親しまれていたりもします。街中もクリスマスのディスプレイで華やかに。店先のショーウインドウも、もみの木やリースで彩られますが、その姿はどこか素朴で、昔ながらの古き良き伝統をごく自然に守っているようにも見えます。

 

 

 

 

家庭での準備はどうかというと、もみの木を飾ったり、クリスマスカラーやトムテ(赤い帽子をかぶった妖精)の絵柄の入ったタペストリーなどを飾ったりしてクリスマスの雰囲気を高めます。クリスチャンの多い北欧。日頃からみんながみんな教会に足繁く通うことはないようですが、クリスマスには聖なる夜を大切な人たちとゆっくり過ごす伝統的な習慣が受け継がれています。クリスマスから年明けの1月前半頃まではホリデイになるので、故郷へ帰って家族と過ごすのが定番です。

 

 

クリスマスに限らず、北欧の家庭では玄関やリビングにディスプレイコーナーをつくって季節ごとに模様替えを楽しみます。手軽にとり入れられるコーディネートとしては、例えば、テレビ台として利用されている方が多いサイドボード。一角にディスプレイスペースをつくって、好みの絵皿やグッズを飾ってみましょう。ダイニングテーブルにクリスマスのカラーやモチーフの入ったテーブルセンターを敷いて、キャンドルを灯すだけでも、グッとムードが高まります。